Story

HADES時代から数秘へ

転換のストーリー

ギターを置いた日から、電卓を叩き始めるまで。

音が止まった日

ガールズロックバンド HADES(ヘイディーズ)のギターだった人です。

アンプから吐き出される轟音に包まれる瞬間が好きでした。汗が目に入ろうと、髪の毛がぐちゃぐちゃになろうと気にならない。ドラム、ベース、ボーカル、そして自分のギターリフが絡み合って、ひとつの生き物になる。「今ここで生きてる」と、身体ごと証明される感覚。

それが全部なくなったのが、2025年12月。

解散って言葉は、切ないとか怒りとかを通り越して、無音に近かった。ギターケースを開けるのが怖くなった。弦に触れたら、空っぽだけが響きそうで——。

自分のアイデンティティが、完全になくなってしまった。どうしよう。そのくらい、大きかったです。

占いのお店で働き始めた理由

解散後、生活のために占いのお店で受付のアルバイトを始めました。

特に占いが好きだったわけではありません。むしろ、どちらかというと懐疑的でした。バンドで生きてきた人間にとって、「占い」という世界は全く別の星の出来事のように感じていました。

でも、先生のデモ鑑定をお客さん役で受けたのがきっかけで、少しずつ興味が湧いてきた。そのなかで出会ったのが、数秘術でした。

数秘術に、音楽と同じワクワクを感じた

生年月日と名前から、数字を導き出す。最初は「ふーん」くらいの気持ちでした。

でも、友人の誕生日を聞いては電卓を叩いているうちに、あることに気づきました——このワクワク、知ってる。

初めてギターを買った日の、あの感覚。指板の上で和音を見つけた瞬間の、あのワクワク。リフができたときの、身体が震えるような興奮。

「音」と「数」は、結局のところ同じものだったんです。どちらも、人の本質に触れるための言語。どちらも、世界を構造で理解するための道具。

音を鳴らせなくなった自分が、別の形で「人と向き合う方法」を見つけた——そう思えた瞬間でした。

自分を鑑定したら、トリプルナイン

自分自身を鑑定してみたら、誕生数・運命数・実現数、全部9。

……バグですか?w 銀河鉄道かな、と思いました。

数秘術で「9」は、完結と手放しの数字。それが3つ揃ってるということは、たぶん普通の人より、手放すことが多い人生なんだと思います。バンドも、肩書きも、「空也」という名前すらも。

でも、手放した先にしか見えない景色がある。解散して空っぽになって、そこで初めて数秘術に出会えた。9は終わりの数字だけど、終わりは始まりでもある。0に戻って、また1から。

「終わりは、終わりじゃなかったよ」——数字が、私にそう教えてくれたのです。

なぜ鑑定をするのか

バンドをやっていた頃、物販でファンの方と話すとき、「ありがとう」をちゃんと伝えたいのに、うまくできませんでした。

ひとりひとりとちゃんと向き合う場を、いつかちゃんとした形で作りたい。ずっとそう思っていたのに、気づけばバンドは終わっていました。

今度こそ、ちゃんと向き合って関わっていきたい。会社に技術のアドバイザーがいるように。バンドに楽曲制作のプロがつくことがあるように。気持ちを軽くする専属みたいな人がいてもいいんじゃないか。カウンセラーってほどじゃないけど、気軽になんでも話せる友人のような——そんな存在でありたい。

数字の力を借りて、誰かの心をほんの少しだけ自由にする。「運命を変えましょう」なんて言いません。数字という客観的事実で、自分の現在地の答え合わせをしてみよう、です。

ギターは、置いた。でも、音は続く

もうギターは弾かないのか——そう聞かれることがあります。

答えは、分かりません。いつかまた弾くかもしれないし、このまま置いておくかもしれない。でも、一つ確かなのは、音楽が私に教えてくれたことは、全部いま、数秘術の中で生きているということ。

リフを組み立てるように、誰かの数字を読み解く。コード進行の物語を聴くように、誰かの人生のストーリーを聴く。やっていることの本質は、実は何も変わっていないのかもしれません。

ギタリストをやめたわけじゃない。音を、数に持ち替えただけ。空也999は、そういう人間です。

← Prev
ギターと数秘
Back →
数秘術コラム一覧へ

関連記事

あなたの数字を、空也999が読み解きます

数秘術をもっと深く知りたい方、
自分の数字を詳しく読み解きたい方は、ぜひ鑑定をご利用ください。